1日遅れで昭和元禄落語心中を見て、20年前のアニメの雰囲気を懐かしみました
深夜のアニメは録画してゆっくり見る派なので、リアルタイムで見ている方に比べてタイムラグが発生してしまいますね。
昨日放映された昭和元禄落語心中(以下、落語心中と言います)の1話を見た感想です。あらすじなどは他の方の記事を見てね。またアニメの記事ではないですが、先日行われたイベントの感想がありました。私の伝えたいことが書かれていたので、こちらを先に見ていただけるとよいです。
私個人の1話の雑感
30分アニメだと思っていたら1時間やってた。でも久々に集中して見ていたので、気づいたら終わってた。
というのが私の単純な感想です。ちなみにお風呂上りにほぼ全裸で見ていたのですが、気づいたら体が完全に冷え切っていました。
落語シーンのあれこれ
落語シーンについて言いたいこととしては2点です。よかったこととうーんって思ったことが1つずつです。
よかったこととしては、与太郎、八雲師匠の落語シーン時のカメラワーク。落語ではよく見られる扇子の扱いや各キャラの所作を細かく描写していたため、本来長く感じであろう落語のシーンが短く感じました。落語では今回の与太郎のように、演者が3役くらいを一気にこなすことがままあるのですが、個々のキャラが変わったタイミングでフレームを変えることで、視聴者に3役の切り分けがわかりやすく伝わったんじゃないかな。一般の方が落語を見る際は演者を正面から見ることがほとんどなので、演者の細かな動きを色々な角度で描写している点はすごいいい表現のように感じました。
一方で与太郎の落語シーンでBGMを被せてしまった点については少しうーんと思ってしまいました。あくまで落語は演者の声のみで全てを表現するものなので、蛇足なように感じてしまいました。アニメでひたすら数分BGMなしというのも、なかなか味気ないかもしれませんが・・・・・・。
キャスティングが20年前のアニメ
メインキャストの関さん以外はオーディションで決定したとのことですが、小林ゆうさん以外のメインのキャストがまさに20年前。さらにOPを歌うのも林原めぐみさん。先ほどの記事の方も言っていましたが、まさに20年前の感じがプンプンします。
そもそもメインキャストが落語に造詣のある方々
主役の関智一さんをはじめ、オーディションを受けた石田彰さん、山寺宏一さん、小林ゆうさんとメインキャストの方々は落語に造詣のある方々ばかり。関さんだけオーディションを経由していないのは何でだろう、と思ったいたのですが、関さんって落語家の立川志ら乃さんに弟子入りしていたんですね。
石田さん、小林さんは落語大好きですし、山寺さんも落語研究会にいた経験もあったとのこと。他の方がオーディション受からない理由もなんとなくわかります。
こういうアニメこそ夕方の枠でやってほしい
今やっている夕方アニメとの兼ねあいがあるにせよ、こういうアニメは夕方(もしくは19時以降の枠)に放映して子供たちに見せるのってとても重要じゃないのかな。アニメを通じて色々なことを感じさせたり伝えることのできるようなアニメは、深夜にやるより夕方にやって欲しい。ちはやふるとかもそうですが、NHKでやっていても全く違和感のないアニメだと思っています。本当に深夜アニメで放映するのがもったいないです。
キャスト見たけどエヴァでした
「キャスティングが20年前」と先ほど言った理由なんですが、まさにキャストがエヴァに出てる人たちなんですよね。以下の通りみなさんエヴァに出ているんですよ。
前の記事でネタにもしましたがエヴァってちょうど20年前に放映されたアニメでしたので、まさかこの時代にこのキャストが競演するなんて思ってもいませんでした。使徒とか出そう。
キャスト | エヴァでの役 |
---|---|
関智一さん | 鈴村トウジ |
石田彰さん | 渚カヲル |
林原めぐみさん | 綾波レイ |
山寺宏一さん | 加持リョウジ |
ちなみに前の記事はこちらです。合わせてみて頂けると嬉しいです。
少し前に「じょしらく」という落語家ギャグアニメをやっていましたね。そのネタもこの記事にぶっこもうと思ったのですが、林家しん平さんが両作品の落語監修をしているという共通点くらいしか書くことがなかったので、最後に気晴らしとして書いておきますね。