林原めぐみさん1stライブという奇跡

林原めぐみさんが1stライブを開催するという情報が本人のラジオ(林原めぐみのTokyo Boogie Night)で発表された。そもそもこのラジオ自体も15年続いている超長寿ラジオ番組であること自体も驚きなのだが、そのラジオで発表されたライブ開催のお知らせはアニメ好きの間で瞬く間に広がり、TLを騒がせた。

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小さな頃からアニメを見ていてずっと林原めぐみさんを認識していて、そして「お金をとってライブをしない」彼女のスタンスをずっと知っていた人間としては、このライブはまさに奇跡と言える。

1stライブの日程と場所

林原めぐみさんの1stライブの日程、場所は以下の通りである。

日程：6月11日

場所：中野サンプラザホール

中野サンプラザホールは総キャパシティが2,222席。ここからスタッフ席、撮影などを省くと、実質2,000席程度である。これを色々な世代層のファンで取り合うことになる。しかも昼夜2部公演、2日連続公演などもないのだ。

幸いなことに、現在彼女のファンクラブは存在しないため、ファンクラブ先行の枠はほぼ存在しないと考えられる。だが逆に「全員でこの約2,000枠を取り合う」ということになる。しかも一般枠のみであること、ファン層がお金を持っている人たちが少なくないことから転売屋も躍起になることが考えられる。チケット争奪戦は地獄となりそうだ。

後述するKING SUPER LIVEの開催、チケット争奪戦の際もTwitterなどで相当の盛り上がりを見せたが、今回はその時に比べ席数が段違いに少ない。今後、Twitterではファンたちによる悲喜こもごもの当落通知でひと騒ぎ起きるだろう(悲が圧倒的に多い気がしているが……)

KING SUPER LIVEと今回のライブの発表

2015年に行われたKING SUPER LIVEに彼女が出ていたのが記憶に新しい。私もこのライブに行き、彼女の力強い歌声に酔いしれたひとりでもある。まさか「Give a reason」を生で聞けるとは思ってもいなかったからだ。

何よりこのライブで感動したのは、林原めぐみさんが先駆者として活動していた声優のアーティスト業が、彼女がデビューしてから20年余り一大ムーブメントとなっていることであった。水樹奈々さんをはじめとしたアーティスト活動をする第一線の声優さんたちの礎となった彼女が、皆に愛され、そして共にライブを作り上げていたことに感動をした。

この有料でのライブに林原めぐみさんが出ていることから、「もしかしたらソロでの公演もあり得るのではないか」と微かな期待をしていた私。このKING SUPER LIVEがソロ公演を決めるひとつのきっかけとなったのかと思っている。

林原めぐみさん1stライブという奇跡

小さな頃から林原めぐみさんを認識していて、ミリオン当たり前の90年台のオリコンチャートの上位に彼女の名前が出ていることを見ていたにも関わらず、一度もソロライブを行ったことがなかった彼女。今までにシングルを42枚、アルバム13枚、ベスト盤を7枚出しているにも関わらずだ*1。

2004年に出産をしたこともあり、今後のアーティスト業は静かに行っていくのかなと当時は思っていたが、まさか2017年に26年越しのソロライブが決定するとは思っていなかったわけだ。これを奇跡と言わず何と言えよう。(そういえば、X JAPANと小沢健二さんが約20年ぶりにMステの一般回に出演したことも奇跡的である。今って90年台後半だったかな……と錯覚してしまった)

少し話題が横道にそれる。林原めぐみさんといえば、80年台後半から主演級を勝ち取り、90年台は声優としてもアーティストとしても常にトップを走り続けていた人である。そんな彼女の代表先についても以前に議論となっていたことを思い出した。なお私は「幽遊白書の幻海(若)」がとても好きである。

「林原めぐみさんの出世作といえば？」と言っても全盛期にはほとんどのアニメに出ていたのでよくわからなくなる - Togetterまとめ

広い世代層に愛され、全盛期にはほとんどのアニメに出ているとも言われ、代表先、出世作の多い彼女。一般的にオタクと呼ばれる人以外にも声優として認識されることの多い彼女。声優としての知名度からもこの1stライブ開催が話題になってもおかしくない。