PREP法を使わなくても言いたいことはうまく伝わる
12月になって慌しい日々が続いており、夜になってようやくのんびりできるような毎日を過ごしています。
色々なブロガーの方が1年の振り返りなどを開始される頃ですね。私は始めたばかりなので振り返ることもほぼありません。
今日は文章を書く、相手に説明をする上で重要な「PREP法」についてです。プレゼンテーションや報告資料などであれば非常に有用な考え方ですが、 ブログであればPREP法を使わなくても読者の方に自分の言いたいことや見て欲しい内容が伝わるんじゃないでしょうか。こう書いた理由などについて、これから私の考えを記します。
[余談] ちなみにプレゼンテーションの場合はSDS法(Summary, Details, Summary)も適した手法ではありますが、文章を書くときにはPREP法のほうがストーリー性もあるため、より適しているのではないかと思います。
そもそもPREP法って何
PREP法は以下の4つの文字の頭文字をとったものです。この頭文字順に説明や文章構築を行うことで、相手に端的に、わかりやすく説明をする手法のことを言います。
- Point 結論、ポイント
- Reason 理由
- Example 実例
- Point 結論、ポイント
この手法がなぜ説明に適している理由は、最初に結論を伝えていることです。「これから何についてどのような結論が出たのかを説明」することで、この後の理由、実例の際に結論と紐付けて認識させることが可能です。
ちなみに相手への報告の場合はPRPだけでよいです。報告事項(結論)→理由→改めて報告(結論)という説明をすれば報告もすんなりいくと思います。報告事項を伝えると大体の相手は「何で?」と返してくるので、その際に理由を述べて、最後にとって付けるように報告事項を重ねればよいはず。
ただ、本日の話題はあくまでブログの話。ブログの場合はこのPREP法を使わなくてもいいのではないかという理由を述べたいので、以下に理由を説明します。
PREP法を使わなくてもいい気がすると思う理由
PREP法は非常に有用な考え方ですし、私もプレゼン資料を作るときによく使いますが、ブログに関しては以下の理由から使わなくてもよいのかなと思っています。
・結論から書いてしまうと先の展開がわかってしまう
プレゼンなどでは、結論から言ってくれると非常に嬉しいですが、ブログの場合は相手を徐々に引き込むような記述や詳細を見てもらうことが重要なので、結論を書いてしまうと先の展開が読めてしまいます。たとえ詳細や事象が面白くても、結論がわかっているとワクワクも半減します。
・ストーリー性に欠ける
説明時には大変有用と先ほども述べましたが、ブログのようなフリースタイルなコンテンツの場合は自分の中のストーリーをうまく表現することが大切なように感じます(ただしコンテンツ説明、やり方説明などの説明系のブログは除きます)
PREP法の枠にあてはめてしますとストーリー性が少し失われてしまいます。ここで必要なのはテンプレートではなくストーリーの構成と書き手の熱量、技量だと思います。
・おふざけコンテンツだとちょっと物足りなくなる
ブログの中にはおふざけ系やウケを狙ったようなコンテンツもありますが、こういった記事にPREP法を用いるとパンチが足りなくなる気がします。だって先に結論が出てしまってますから。
最後の結論で大オチを持ってきたり、最初の結論をさらっと流すくらいに留めることができればよいと思いますが、そんなうまい構成の記事を作るのはまた一苦労です。
昨日書いた記事での実例
昨日、ごちうさ8話の誤記について更新をしましたが、こちらは構成としてはPREP法を用いずに言いたいことを順立てて説明をしています。構成としては問いかけ→検証→結論といった流れですね。
書きたい内容に応じて、文章構成を変える。これって大事でしょ。
最後に言いたいこと
ブログなんだし言いたいことを自分の言いたいように書けばいいかなと思っています。PREP法を使わなくても、書き手の熱量とうまい言い回しがあれば自分の言いたいことは自ずと相手に伝わります。
ただしPREP法は最初に言ったとおり非常に使いやすい考え方ですので、文章の構築の段階、ネームの段階ではPREP法を使うのはとてもよいと思います。ブログに落とし込むときに熱を与えて面白おかしく伝えればいいじゃないでしょうか。
ということをPREP法を使って説明したいなというのが今回の記事。
だってPREP法便利ですから。