創作物への批評はいいけど、『創作物を楽しんでいる人』への口撃は許せない
アニメにかぎらず色々な創作物には良いものからそうでもないものが混ざっているものです。また、創作物には『個人の好み』というものが必ずしも発生します。そのため、創作物に対する感想、批評というものは尽きないものだと日々感じています。
一方でその創作物が好きな人、楽しんでいる人に対しての口撃というのをたまに見かけます。私も最近2・3度見たのですが、非常に不快な感じを抱いてしまい、その人が本当に伝えたい内容までが霞んで見えてしまいました。
今回はそんな創作物を通じた『個人攻撃』や『レッテル貼り』というものは不快だからやめたほうがいいですよねって話です。一応アニメ系のブログなので、アニメに特化した形で書きますが、それ以外にも通ずる話だと思っています。
※毎度のことですが、「自分も同じようなことを言ってないかぁ……」とビクビクはしていますが。
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「○○が嫌い」という意見はいいんですわ
先に書いた通り、創作物には『個人の好み』というものが必ずしも発生します。いくら周りがオススメだと言っているものや、万人にウケるものでも、自分の肌には合わないこともよくあります。
なので、私は「○○が嫌い」だという個人的感想については別にいいと思っています。むしろその感想でその人の好みをより深く知ることが出来ます。
「嫌いだ」という言葉が直接的すぎて使い辛いこともあるかと思います。その場合は「自分には合わなかった」と言えばいいだけの話です。ただそれだけの話。
創作物を通して相手を口撃するのはやめたほうがいい
「特定の創作物が好きな人」を卑下する場合、口撃をする場合の理屈って大体こうだと思っています。
○○という作品が嫌い → ○○を楽しんでいる、面白いと感じている人間はクソだ
この2つの関係性に至るまでには様々な過程、理由はあるかと思いますが、それを通じてもこの2つの関係性には論理性がありません。個人的見解に基づいた意見、口撃なので、そこに論理性を求めるのもどうかと思いますが。
例えば『萌えを重視したアニメ』の場合*1だと、「内容が薄い」だとか「楽しむ要素がどこにあるんだ」といった個人的な感想が出て来ることは容易だと思っています。だからと言ってこれらのアニメを楽しんでいる人たちを「アニメの何もわかっていないようなクソオタ」などとレッテル貼りをしたり、卑下するのはお門違いです。
上記例のようなアニメだけでなく、全ての創作物に対してこれって該当すると思いますが、言いたいこととしては「創作物の否定を他人の否定に繋げない」ってことだけです。
そもそもオタクでなくてもNGですよねって話
アニメに限らず「創作物に対する批評」はまだいいんだけど、「その創作物を楽しんでいる人を卑下する」のはほんと人間としてやめた方がいいなと思ったわけですが、これって普通にコミュニケーションをとる上で必要なことだよなと気づき以下略
— たかみ@ (@9t_fox) 2016年10月10日
そもそも何かを口撃のように否定する行為って、インターネット以外の世界ではあまり行わない行為だと思っています。面と向かってこういうこと言えるのかって話です。その上で「それを楽しんでいる相手すら」を軽く罵倒するようなことは、どう考えてもケンカを売っているようにしか感じないわけです。
さいごに
創作物に対する好みなどは人それぞれなので、創作物への批評、批判は理性的、現実的な範囲でやっても問題ないと思います。
ただ、それを通じて『それを楽しんでいる人』への口撃、批判はよろしくないことだと思います。それはインターネット上だけでなく現実世界でもそうです。
楽しみ方は人それぞれ、批評も人それぞれです。だからこそ、楽しんでいる人への口撃は許せないなと感じたと改めて言ったところで、締めとさせていただきますね。
*1:一部の日常系やマンガタイムきらら枠など