たかみめも

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破壊王高嶋ちさ子のゲーム破壊事件で気になったこと

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今日Twitterで回ってきて気になったこの話。内容を要約すると親との約束を守らなずゲームをやっていた息子に対し、ゲームを壊したという誠にバイオレンスな話です。メディア露出時でも過激な発言をよく行っている方なのでこれくらい行ってもおかしくはないかなとは思っていたのですが、これが新聞記事なんぞになってしまったため大炎上を招くことになりましたね。

※画像は破壊王のイメージです。

 

 

 

高嶋さんって前も炎上してましたよね

今回の炎上の話もそうなのですが、息子への躾に関する炎上って以前にもあったように記憶しています。前回も息子に対する躾の仕方で厳しすぎるんじゃないか、過激すぎるんじゃないかという意見があったそうです。

この点については、高嶋家の躾についてなのであまり他人が口を挟むことはないかなというのが私の意見です。ただ1点気になるのが、以前の問題発言で息子をバカ呼ばわりしていること。親がTwitterで自分のことをバカ呼ばわりしているという事実を、息子が将来的に知ることがあったらショックを受けるだろうなぁ。

テレビでは都合のいいように編集をしてくれますが、Twitterなど自分発信のものは編集などないので、もう少し発言に注意をするべきじゃないかな。顔と本名で発言しているのならなおさら。バカだなぁと言いたいところですがこれだと単なる個人攻撃になってしまうので、発言が迂闊だなぁとでも言っておきますね。*1

 

親子の信頼関係はどうなるのか

高嶋さんは息子に対し、『あなたはゲームが一生出来ないことを嘆くより、ママから二度と信用されないことを心配しなさい』と言ったそうですね。確かに約束を破ることにより、彼女からの信用は失う可能性はあります。ただそれ以上に親子間の信頼関係も崩れる気がしてならないというのが私の感想です。周りにゲーム本体を目の前で分解された友人は、親との関係が一定期間ギスギスした上、大切なものは親に見せない、触れさせないということを行っているそうです。

やられた側というのは相手にやられた衝撃的なことは覚えていますし、それを回避するための策、方法を常に考えるようにします。やった側は大して覚えていないのかもしれませんが、やられたほうはずっと覚えているものです。これってイジメと同じ理屈ですよ。

 

単純な破壊行動は何も生まない

「約束を破ったから制裁を与える」事に関しては高嶋家の躾の話なので他人が口を挟むことではないとは先からも言っていますが、単純な破壊行動を起こした理由についてはさっぱりわからないです。子供としては、何か理由があってゲームをしていたのかもしれません。もしかしたらただゲームがしたかっただけなのかもしれませんが。

単純な破壊行動が生むのは「モノが壊れること」だけではなく、「子供が親に抱く底知れない恐怖心」もあるでしょう。もともと子供に対し高圧的な躾を行っている(と見受けられる)家庭なので、既に恐怖心は刷り込まれていると考えられるのですが、その上ゲームを目の前で壊されるというのは子供心には衝撃的だと思います。

 

この記事を見て、なぜ約束を破ってしまったのか、どうすればこれから約束を守ることができるのかという点が話し合われていない時点で、また同じように約束を破る可能性があります。本人に『なぜ約束を守らないといけないのか』ということを破壊衝動抜きで納得させないといけないはずです。単純な破壊行動はその場では大変効果的な躾ではありますが、相手に色々と考えさせる前に問題が解決させられてしまうため中長期的な視点で考えるとよろしくないです。

もちろん子供に本質的な問題点や改善策を考えさせるのってとても難しいことだと思いますし、それで悩んでいる親は少なくないはずですし、実践するには並大抵ではない根気が必要です。それでも最初から破壊行動に移すのはちょっとセンスがないと感じます。

 

ここで"単純な"という言葉をつけた理由については、約束を破ることが常習化している場合や「約束を破ったらゲームを壊すからね」と口約束をしている場合にはその限りではないと思っているからです。仮に息子が約束を破る常習犯であれば何ら問題ない躾の一貫で済むはずです。

 

この件で真に怒りたいのは新聞社

繰り返しにはなりますが、高嶋家の躾についてとやかく言うつもりはありません。あくまで個人的な感想として「息子に子供が出来たときに、同じことは絶対にするなよな」と切に願っているだけです。

私がこの件で真に怒りたいのは、この記事を掲載した東京新聞です。子供へ躾をするため約束を破ったらモノを壊す、ということが正当化されている気がしてならないです。本人の言いたいことをありのまま記事にしたんじゃないかなと感じているのですが、どちらにしてもひどい話です。

記事の中で書かれている『やはり本気を見せないといけない』という周りのお母さんの意見を記載していることに対しては本当に理解に苦しみます。「約束を守らせるためにモノを壊す=本気度を見せる」という意味のわからない等式を高嶋さんおよび新聞社が作っているような気がしてならないです。親子で話し合ってちゃんと納得させることは本気を見せることじゃないでしょうか。ちょっと考えが短絡的すぎて頭が痛いです。

 

この文章の最後に『壊すことが、お母さんたちの間に飛び火しなきゃいいのですが』と言っていますが、違うところに飛び火して大炎上するとは本人も新聞社も思っていなかったでしょうね。そんな皮肉を最後にこの記事を締めくくりますね。

*1:個人的には高嶋さんのテレビでの発言もちょっと頭を抱えるところが多いです