たかみめも

アニメ、ゲームの話や紅茶の話など、日々気になったことをだらだら書いてます

迷家-マヨイガ- 1話感想 ~人生やり直しツアーとそれぞれの思惑~

今期も徐々にアニメが始まってきて、ある程度は1話の放映が終わったような気がしています。私も少しずつですが今期のアニメの消化を始めています。

(実は前期のアニメの積み残しがあるのですが・・・・・・)

 

さて、迷家の1話が放映されましたので、その感想と気になったことについてです。

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1話の流れと感想

SSD(スーパー創世記だもん)開催の「第一回 人生やり直しツアー」に参加した若き参加者30名。人それぞれにツアーを参加した理由があり、それぞれの思いを乗せ、遺書を準備し『行方不明者』となり納鳴村へ向かいます。

1話では納鳴村へ向かうバス内での話。ストーリーを進める上でのイントロダクションを1話を使って行い、納鳴村での共同生活を行う2話以降のための内容だったように感じました。

1話を見た感じ、サスペンスなのかホラーなのかはわからないですが、恐らくその辺りのジャンルに落ち着きそうな印象でした。

HPのキャラ紹介やストーリーの展開、EDを見ている感じ、光宗と真咲、颯人、リオン辺りが軸になってストーリーが進行していくように感じます。

 

気になった点

納鳴村と「迷家」というタイトル

彼らは「人生やりなおしツアー」の参加者として納鳴村へ向かいます。公式HPにも「ユートピア」と記載されている通り、人生をやり直したい、今の人生では出来ないことをしたいという彼らの希望の場所であるはずの納鳴村。

この村は「警察でもたどり着くことができない」と言われており、数々のHPや参加者の情報から色々なデマや噂が錯綜しているため、今のところ納鳴村に関する正確な情報は一切出ていなさそうです。ただし、納鳴村に到着する2話以降にこの辺りの描写や村の謎についてが徐々に顔を出すでしょう。その中に「迷家」というタイトルの所以が出てくると思っています。

もともと迷家という言葉は遠野物語をはじめ、色々な伝承として使われているのですが、もともとはユートピアという意味合いの伝承なので、今回のストーリーとは違った意味合いかなぁと感じてはいます。「幻の家」という点を取り上げただけなのか、別の意味(神隠しなど)を込めたものかは今のところ不明ですね。

 

各人の思い

「人生やり直しツアー」に参加した面々ですが、参加した経緯は人によってそれぞれです。ただしある程度はカテゴライズできるなので、以下のようにまとめてみました。

  • 現世に対し不満があり、そこから脱却したい
  • 現世ではできないことをしたい
  • 納鳴村についての調査をするため
  • その他(はっきりとわかっていない人)

 

この内容自体が物語の本筋に意味があるかはわからないですが、不満に対する脱却を望む人たちが納鳴村の真実に触れ、狂気に身を委ねるなんて形になるといったパターンも考えられます。 

 

なお、光宗と颯人との会話から、颯人は「納鳴村にまつわる噂がデマであることを確かめるため」、光宗は「本気で人生をやり直すため」のようでした。ただし颯人は光宗についてくるだけの意思があるだけに別の理由があるのかもしれないとも考えています。

 

遺書について

ツアーの参加項目に「遺書持参」が必要という点。1話では主催のダーハラがこう言っていましたね。

 

「途中でリタイアしてしまった場合、納鳴村のことを語られては他のメンバーに迷惑が掛かりますからね。自殺するつもりで行方不明になった。自分は一人だったと表向きには公表して頂かないと。

 

あくまでツアー内で何らかの理由で死に絶えた場合でも、あくまで自殺ということで片付けるためのように考えられます。また表向きには公表すると言っているところがちょっと引っ掛かります。そのため、「納鳴村で多くの人間が死ぬこと」も可能性としてあり得るのかなぁと勝手な予想でもしておきます。リオンも「仲間同士で共食いしあう結果にならないといいけど」と言っていますし。*1

光宗は遺書を準備していなかった(あえて読み飛ばした)のですが、遺書を持参しておくことに理由があるのであれば、それをあえて準備をしていない光宗のこの行動が後々の伏線になるのかな。

 

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ちなみに、キャラクター紹介の中でリオンの性格に『「これから死ぬ人が見える」という能力を持つ』などと書いているため、誰かが死ぬことは必死でしょう。マイマイあたりすぐに死にそうだなぁ・・・・・・。

 

各キャラクターの名前

各キャラクターの中で気になった点として、一部を除いたほとんどのキャラクターの名前がHN(ハンドルネーム)であること。

遺書は表向きに公表する必要があるため、本名が書かれている可能性がとても高いです。本名を使わないのは現世からの脱却のため、納鳴村では別の名前を使うという理由なのでしょうかね。

 

「運のわるいヒポポタマス」 と納鳴村にまつわるわらべうた

1話で出てきた2つの曲。この2つの曲が意味深でしたね。

まずは「運の悪いヒポポタマス」をみんなで歌うシーン。もともとはポンキッキーズで流れてた曲ですね。原曲であるマザーグースの「ソロモン・グランディ」は『長い人生を1週間であらわすとこんな曲ですよ』という意味だったはずです*2が、こちらの曲では運の悪い、かわいそうといった言葉が含まれているため、水曜日(かわいい嫁をもらい)から木曜日(苦しい病気にかかり)までが非常に短いスパンで起こることを示唆していることも考えられますね。

完全におっさんホイホイな曲だろ、という冗談は置いといて、人生をやり直したいという若い彼ら(全員が30歳未満)は水曜日まで到達している人がほとんどおらず、これからの彼らの人生を指している曲だったらどうしようね、と思いながら聞いていました。

 

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そしてわらべうた。1話の最後にこはるんが歌っていた納鳴村のわらべうた。歌詞が怖いなぁなどと思っていたのですが、1話の最初の頃に解釈詩が書かれたカットがありましたね。ここに書かれている内容が言い伝えではなく実際のものであれば、この解釈詩の通りにストーリーが展開されていきそうですね。

 

2話以降どうなるか・・・・・・

納鳴村には着くものの、村での生活が始まるといった感じで2話は落ち着くと思っています。そうするとストーリーが急転するのは3話くらいかなと今のところは予想しています。2話のタイトルが「一寸先は霧」なので、大きな出来事が起こる前の予兆のような気がしてならないというのが1話を見終わった時点での私の考えですね。

とりあえず2話、3話と続くごとにストーリーがどう展開していくかが気になってきました。次回も楽しみですね。

 

クラウドファンディングやってますって

迷家ではクラウドファンディングで応援をすることができます。

既に本日時点で目標金額に到達はしていますが、4月28日まで支援を行うことができますので、興味がある方はぜひ。私もシルバー辺りで支援しようかなぁ。

www.makuake.com

 

*1:とか言いつつ最終話まで見終わったときに恥ずかしいですが

*2:諸説あり