明治「深みミルク紅茶」と雪印「BOTTLATTE ロイヤルミルクティー」飲み比べ
珍しく残業をした夜、ぼーっと電車に揺られてると目に映ったのが明治の「深みミルク紅茶」の釣り広告。普段だったら「また新作の紅茶飲料かぁ」とスルーを決める予定だったのですが、そこには堂々と「世界のお茶専門店 ルピシア監修」という謳い文句まで書かれていたので、怖いものみたさで購入することに。
こういう紅茶飲料は大体コンビニに置いていることが多いので、最寄駅のコンビニに寄ると、深みミルク紅茶の横には雪印の「BOTTLATTE ロイヤルミルクティー」が並んでいたのでこちらも合わせて購入。
何の因果かわからないですが、お互いに最近出た新作でボトルの形状も同じ。しかもミルクティーをテーマとした飲料と明らかに狙った感じがしたので両方購入をし記事を書くことにしました。
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それぞれの製品について
飲んでみた感想を言う前に、とりあえず製品の情報でも載せておきます。なお2製品とも飲料の分類は「乳飲料」でした。あくまで紅茶飲料ではなく乳飲料なのですね。よくよく考えてみると、明治も雪印も乳飲料メーカでしたわ。
しかしこの2製品、深みミルク紅茶が3月22日、BOTTLATTEのミルクティーが3月29日から販売開始というところから、互いの製品に対し対抗意識があるのかなって思ってしまいました。
明治 深みミルク紅茶
captured by meiji.co.jp
- じっくり丁寧な抽出法「茶葉うまみ濃縮製法」の紅茶エキスを使用しました
- 深みある紅茶の味わいとミルクとのバランスにこだわりました
ボトルには上記のようなおいしいこだわりが書いてありました。自信あるんだなぁというツッコミと「茶葉うまみ濃縮製法」という謎な製法が気になるところ。なお、公式HPを見たところ、「甘い香りの濃厚でコクのあるアッサム茶葉などを使用」と書いているので、アッサムベースのブレンドだと思われます。
ミルクにもこだわりがあるようで、乳脂肪分と無脂乳固形分のバランスを考えた、ミルクティーに合うようなものを使っているそうです。原材料を見ると「乳製品」と書いているので、生乳100%ではなさそうです。
余談ですが、こちらのHPはシングルデザインのサイト構成になっており、HPの見た目としてはとても見やすいです。後述するBOTTLATTEよりも私はこちらのHPが好きでした。
雪印 BOTTLATTE ロイヤルミルクティー
captured by bottlatte-nagalatte.jp
こちらもHPを見に行ったのですが、商品紹介のページのフォントが見辛いなぁという印象を受けました。コンセプトが「ながら作業のほうがはかどる」って言ってるのであれば、もう少し文字の見た目も見やすく、ぼーっと見れるようにすればいいんじゃないかなって感想。先ほどの深み紅茶のHPもそうですが、明朝体ベースのフォントってウェブ上での視認性があまりよくと私は感じているのですが、それでもよく使われる理由て何ででしょうね・・・・・・。
余談はここまで。こちらは、「ミルクで味わう本格ラテ」のBOTTLATTEシリーズの1品。先ほどの深みミルク紅茶のような「ガッツリ紅茶推し」ではなく、あくまで紅茶ラテなのかなと最初は思っていたのですが、「インド アッサム産の茶葉の香りとまろやかなミルクのやすらぎがとけあって生まれた本格ミルクティー」と言っているので、この商品も紅茶という点を推していそうですね。なおこちらはHPにアッサム茶葉100%使用と記載されていました。
こちらもミルクは生乳50%未満とのことなので、生乳100%ではないんですね。
HP:ながラッテシアター | BOTTLATTE(ボトラッテ) | 雪印メグミルク
飲んでみました
この2製品を飲んでみました。
まずはお互いの製品の見た目はこんな感じ。BOTTLATTEの方が深み紅茶より色は薄め。ここからBOTTLATTEがミルク多めだなと予想ができます。深みミルク紅茶のほうが通常通り作ったミルクティーの色合いに近いです。
深みミルク紅茶
「甘い」
こういう飲料は普通にミルクティーを作るよりも圧倒的に砂糖の量が多いので、一口目はとても甘く感じます。とはいえ、多量の牛乳と砂糖で誤魔化している他社製品に比べて紅茶の雰囲気(香り、味わいなど)はよく感じます。
後から出てくるBOTTLATTEに比べてゴクゴクと飲めるのはこちらです。後味の強さやコクの強さは少ないものの、ミルクの感じがあまり強くなく紅茶飲料としてのバランスは悪くないです。あくまで私の感想ですが、普段飲みをするのであれば深みミルク紅茶の方がよさそうです。
BOTTLATTE
「甘い」
という感想がやっぱり出てしまいましたが、深みミルク紅茶よりもミルク分が強く、紅茶独特のクドさは少なかったです。そのため、女性にはこちらのほうがウケると感じました。
ただし、ミルク分の強さから一気飲みするには適していないです。あくまで1口、2口を含ませながらゆっくり飲むといった形が適しています。「ながラッテ」という、ながら飲みを推奨するようなコンセプトの商品のため、ゆっくり飲むように製品開発がなされているように感じました。
かという私もこの記事を書きながらながら飲みを実践してみたところ、ミルクのコクの強さと余韻の強さを感じるため、この飲み方は結構適した方法であると納得しました。
まとめ
両製品ともに「ミルクティー」というものをコンセプトにしたものでしたが、コンセプトの違いから香りや味に違いを持たせ、製品の競合を避けているという感想に至りました。
この2商品ともに午後の紅茶やリプトンのミルクティーとは違い、紅茶っぽさやコクの強さがきちんと出ているので、ペットボトルや缶のミルクティーを飲む方は一度手にとってみるに値する商品だと思います。コンビニで流通している製品のため、いつコンビニからなくなるかわかりません。出回っているうちに早めに飲んでみてください。
なお、私はこの2製品を味わいすぎて味覚が変な感じになり、自分でミルクティーを淹れてお口直しをするという始末になったことを報告し、飲み比べの記事を締めくくらせて頂きます。