ハイスクール・フリート(はいふり) 3話感想 ~潜水艦との夜戦~
1話に加え、2話でも戦艦による戦闘がありました。戦闘シーンは大変よいものですが、まだストーリーの流れを掴めずにいます。2話は武蔵からの救援が来たところで終わりましたが、3話ではこの先どのような展開になるのか。
※記事内容にネタバレを含みます
前回のあらすじ
「猿島」からの戦闘から辛くも離脱できた航洋艦「晴風」。つかの間の休みを取りながら次の目的地に向かっている彼女たちの前に、ドイツからの留学船の「アドミラルシュペー」が襲いかかってきた。
相手との戦闘能力は歴然としていたが、「ぐるぐる作戦」という奇策とチームワークで船尾のスクリューに砲弾を当て、何とか退ける。
相手船から出てきた少女を救出し、ほっと食事の一時と思ったら、戦艦「武蔵」からの救援が……。
3話感想の流れ
大規模反乱とみなされる晴風
毎話早々は日常パートの前になぜか学園を出していますね。どうやら学園側も状況を把握できていない様子。そしてここで出てきたのが各艦の現状を表した図。おいおい武蔵がLOSTになっているけど大丈夫なのか・・・・・・と思ったら晴風もLOSTになっているのでわけがわからなくなっています。ここに書いているLOSTの基準って何でしょうね。
相変わらずの日常パート
2話、3話を見ている感じ、前半パートではある程度日常パートを持ち、各科(チーム)の状況とか雰囲気を見せている感じがします。今回は砲雷科と機関科のふたつにスポットが当たっていましたね。
2話ともに無茶な運行をしていた+被弾による影響でエンジン周りの修理を余儀なくされている晴風。「巡航以上は出せない」と言われてしまいます。なお機関の修理には8時間掛かるとのこと。おやおや、この修理によってこの話のどこかに影響が出そうだなぁと思いました。わかりやすいフラグですね。
なおこの時点で晴風の武装は魚雷が残弾なし、爆雷が残弾1。仮に今回は戦闘がうまくいっても、次回以降は戦闘出来ないんじゃないかなぁ。
お尋ね者になった晴風
海上安全委員会からの広域通信により「晴風の逸脱行為」により、港への停泊が不可能に。さらに抵抗をする場合は撃沈をしても構わないとまで言われてしまいます。
武蔵も同じ状況に晒されているのではないかと心配する明乃に対し、今の晴風では武蔵を助けられるわけもないと説得をするましろ。武蔵のことは諦めて学校へ戻ることにしました。あぁ、これで武蔵の出番は当面先になりそうかぁ。
潜水艦の登場・・・
そんな巡航中の晴風の前に現れたのが伊201潜水艦。これも実在した潜水艦をもとにしていますよね。魚雷の本数、発射管の管数や速力も元の潜水艦に準拠している様子。前回のシュペーに続いていること、史実通りの艦名の表記もあり、これからも史実に基づいた艦が出てくることが期待できそうですね。
Wikipedia:伊二百一型潜水艦 - Wikipedia
潜水艦が現れたことで夜にもかかわらず起きる船員たち。そしてサメのぬいぐるみを抱えて現れるましろ。これはかわいい。あとこのサメのぬいぐるみがいい値段で売り出されるのかなぁと悪い想像をしてしまいました。*1
ちなみに潜水艦は男子校の管轄らしいので、乗組員は全て男性。薄暗い密室の中で男性ばかり、というのはなかなか怖いですね。アッー!な展開とか期待してしまいそうです。
海上安全委員会からの広域通信の情報から、伊201が晴風を襲ってくると察知した明乃。ましろが止めるものの、戦闘の意思がないことをアクティブソナーをモールス信号代わりにして連絡をすることに。ましろからの指摘の通りアクティブソナーは戦闘行為の一種のため、結果はもちろんNG。案の定、伊201は晴風に魚雷を2発撃ってきます。何という予想通りの展開・・・・・・。
逃げることを選択しようとするものの、先ほど話題にあがった巡航以上のスピードが出せないことと伊201は潜水艦でもスピードがあるという2点の理由により逃げ切りはできない様子。仕方なく応戦をすることになりました。
初めての夜戦
遭遇から1時間が経過。一度は逃げ切った晴風、そして疲れから眠そうにしている船員たち。そこに飛んでくる魚雷により揺れる晴風。ここで前話から寝ていた謎の金髪が揺れによって起こされてしまいます。あっ、これ絶対機嫌が悪くなるやつや・・・・・・。
そして艦橋でアタフタしている明乃たちの前に現れる謎の金髪もとい「ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァ・・・・・」って長いからもうみーちゃんでいいわ。
ここでみーちゃんの夜戦の心得によりついに艦全体の電気を消すことに。ようやくそこに気づいたかぁ。そりゃ電気つけてたら格好の標的になるわな。
さらにみーちゃんの心得をぶつけるかと思いきや、武装の貧弱な晴風には対潜迫撃砲もMk32対潜魚雷もないので、今回も奇策として猫として掃海具をぶつけることに。今回はこっつん作戦ですか。そうですか。
そのこっつん作戦が功を奏したのか、掃海具をうまく潜水艦に当て、そこから主砲→爆雷というコンボにより潜水艦を撃破・・・撃破!?ええのか晴風。
お気づきかと思いますが、晴風の戦闘武装から魚雷と爆雷がなくなってしまいます。主砲がどれだけ撃てるのかというところが気になるところですが、戦闘力としてはほぼ無力に。
シュペーの現状とみーちゃん紹介
戦闘終了後、みーちゃんからアドミラレルシュペーも合同演習に参加する予定だったこと、合流地点へ向かっているときに誰も命令を聞かなくなったという自体になっていたとのこと。もしかしたら武蔵も同じような状況になっている可能性があります。
ついに学校から全艦帰港命令が出たため、港を経由せずにうまく学校まで戻れるのかというところが気になりますね。
落ち着いたタイミングでみーちゃんの紹介と部屋割り。ここで晒されるましろの部屋。あぁ、これはかわいいわ、大正義ですわ。
そんな感じでましろの部屋が晒されたところで3話が終了。締まりがない終わりだけど、最後にほのぼのに戻ってくれてよかったかな。
感想
3話でははじめての潜水艦との戦い、そして夜戦。ここでは夜戦におけるセオリーに近い戦い方に奇策を交えた戦い方をしていたような印象でした。
ストーリーについては、真意自体はぼやかしているようですが、みーちゃんのシュペーの状況や武蔵の救援信号、学校側の方針からストーリーが少しずつ見えてきているように感じました。
前回に難色を示したBGMは今回の夜戦は割と悪くないやんって思ったらのですが、実弾を使ったものなのでもう少し臨場感が欲しいなと(ちょっと後述します)
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気になったこと
日常パートについて
先ほども書きましたが、日常パートでは各科(チーム)のひと時を描いています。このパートがあるため、ガチものなのかほのぼの系なのかがちょっとぼんやりしている気がしますが、前半からガチな展開がずっと続くのはちょっとしんどいので、このくらいの緩さは個人的には好きです。
戦車ごとでチームが組まれており、チームによるキャラの特色を出しやすいガルパン(と比較するのはちょっとどうかとは思いますが)とは違い、はいふりでは晴風の科(チーム)ごとに人が割り当てられているため、キャラを覚えるのが大変そうです。とりあえず艦橋要因の6人を覚えておけばいいのかなとは思っていますが(さっさと覚えろよというツッコミはなしで)
3話の戦闘シーンのBGM
2話の時には違和感がうんぬんと言っていたBGMでしたが、3話の戦闘シーン(魚雷をぶち込むシーン)のBGMは海軍らしさと戦闘をしている感じを感じさせるいいBGMだったように感じました。というか3話の戦闘シーンのBGMは全体的に悪くなかったような気がしたので、あの2話に感じた違和感は何だったのだろうかとモヤモヤしています。
さいごに
2話まで言われていたような面白くなさはだんだん薄れてきて、今のところは楽しく見れています。作画自体はいいように感じますしね。
4話では学校への帰港を目指した話になりそうですが、また戦闘が絡むのか、戦闘シーンなしの話になるかが気になりました。次の話も楽しみですね。
*1:水族館に行って買えばいいと思っています