たかみめも

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少女たちは荒野を目指す 10話感想と引き抜きに関する思うこと

こんばんは、結城うぐいすちゃんかわいいbotです(さやかちゃんが出てこないので戻ってきました)

9話ではようやく陽の目をみた夕夏と亜登夢。これで全員が活躍するいいチームになったんじゃないかな、そして体験版の感想はどうなるといったところで終わりました。10話ではそんな話から一転。なんだか不穏の人たち、不穏な空気が漂ってくるような話になりましたね。そんな10話の感想と、その中で気になった「人材の引き抜き」に関することについてのお話です。

 

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アニメの感想

体験版感想とライバル作品

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体験版の感想が気になる一同。まぁ初めて作ったものの評価って気になりますよね。ブログもそうですが、ちゃんと評価されると嬉しいものですしね。

Twitterみたいなものを見た一同、イラストやヒロインの声について好印象。文章も伸びしろがあり今後期待だと言われます。総括するといい感じの評価に安堵するみんなに対し、「これはビギナーズギフト、甘めの感想だ」とメンバーを少し現実に戻す砂雪。ここでの気の引き締めのタイミングは非常にいいっすね。でも砂雪自体もちょっと喜んでいるんじゃないかなって思ってたりします。

 

ここで見つけるのが同じ日に発売されるタイフーンの新作。高評価を得ているので、早速体験版をダウンロードしプレイしてみるとのめりこむ一同。高評価だけあって「これは面白いやん」となってしまいます。とは言えターゲット層が違うので、我々のほうが売れるよと今度は優しい砂雪。いい感じにメンバーの感情のコントロールを行えてきているんじゃないかなと思われます。

 

文太郎と光輝というライターの出会い

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文太郎のところに、脚本の光輝から会いたいとメールが届きます。同じタイミングで体験版が出てきたので気になったそうだとか。会った場所は相変わらずの喫茶店。光輝の砂糖ドバドバはあえてスルーしておくとして、文太郎をベタ褒めしまくる光輝。

文太郎も光輝に「すごいいい作品ですよ」と言うと、「まだまだだよ。理想は遠く、果てしない。」と返される光輝。こいつまじかっけー。ただのナルシストじゃなければ本当にいい人だわ。

 

知り合いの業界人がいないという話を光輝がしたため、文太郎が知ってる人を紹介しますよと。知り合いのライターとして来たのが予想通りのぶるぅたす氏。いつもどおりのテンションと口調で台風のように去っていくぶるぅたすに対し、ライターとしては古く負けたくないなと光輝。あっ、この人シナリオに対して真摯だしいい人だわ。

ここで張り込みを行っていた砂雪と会う文太郎。砂雪にタイフーンとの交流会を持ちかけると、砂雪は即賛成。ただこの交流会があらぬ方向になろうとは・・・。

 

交流・・・会・・・・・・?

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ここで始まる交流会。交流なんて何のそのでうぐいすや文太郎の引き抜きを行うタイフーンの鯛子。詳細は別途書くとしてさすがの砂雪も「いい加減にして」と感情を露にするもこれが意外と売り文句になっちゃった様子。仕舞いにはキレた文太郎が鯛子に水をぶっ掛ける→ケンカを本格的に買ってしまうというところまでに至ってしまいます。何この展開。

 

最終的に「土下座 + 1人引き抜き」というヤクザ的交渉術の術中にハマってしまう砂雪一行。だがそれが彼女たちのやる気に火をつけてしまうことに。バイタリティーとやる気にあふれている高校生にケンカを売ってしまうこと、この後の展開的にかませ犬感が拭いきれない鯛子に同情を隠せませんが、この後の展開は次回以降に期待しましょう。

 

現れる砂雪兄

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やる気になったメンバー。砂雪も商談をうまくまとめ、発売日イベントを持ちかけることに成功します。そんな砂雪から文太郎に「話しておきたいこと」を持ちかけられます。1つはおみやげ。そしてもう1つはここでは明かされなかったのですが、最後の幸せそうなカットを見るに、恋愛的なものか、ビジネス的なものかワクワクしますね。

ここで現れた砂雪兄。「僕の借金のためにありがとう」と爆弾をぶち込んできたところで10話が終了。*1このアニメどこに進もうとしているの、どうなるの「朝森さん家の24時」と砂雪一行。

というところでざっくりと10話の感想はおしまい。残りは交流会?のときの引き抜きに関して思ったことです。

 

 

引き抜き(ヘッドハンティング)について

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ここからが今回の話で気になったこと。エロゲー業界ってヘッドハンティングが盛んなのかなぁなどと思ってしまいました。とは言えヘッドハンティングなんて自分の会社でもあると聞いたことはありますし、ニュースだとアップルとかテスラとかが優秀な人材を他社から引き抜くといった記事をよく見ていたので、別にヘッドハンティング自体は悪いことではないのかなと思っています。

問題なのはその「やり方」についてです。私は一般的なヘッドハンティングのプロセス、セオリーを知っているわけではないですが、普通の社会生活を送っていればわかるタイフーンの鯛子のちょっと頭のおかしい点についてツッコミを入れていきます。*2

 

場の雰囲気を無視

今回はあくまで交流会という場のはずです。それにもかかわらず何も考えず引き抜きの話ばかりをしています。しかも初対面のどんな人かもわからない相手に対して。砂雪たちの立場からすると、「初対面で交流を図りたいのに、場の雰囲気を度外視で引き抜きの話しかしない痛い人」と思わざるを得ません。

業界に関係者がいないから必死なのはわかります。だからと言って場の雰囲気を無視するのは本当にどうかしています。

 

責任者の目の前での堂々たる引き抜き発言

責任者である砂雪に対し、うぐいすと文太郎の堂々たる引き抜き発言。笑いを通り越して呆れの境地に至っています。最終的にチーム全員を吸収するとまで言っています。このアニメってギャグアニメか何かでしたっけ。

 

引き抜き自体が悪いことだとは思っていません。ただしそれを相手先の責任者がいる前で堂々と言うというのはなかなか見たことがありませんし聞いたこともありません。

 

ビジョンのない引き抜き

この社長は最初からうぐいすと文太郎、テルハといったクリエイターの引き抜きが目当てだったんじゃないかなと思っています。そのため管理者や声優は最初から要らないと言っています。人材がいないと言っているので意図のある引き抜きなのかなぁなどと思っていたのですが、その後に「チームごと引き抜いてサブブランドにするか」などと言ったりしています。

クリエイターを引き抜くのもなんとなくわかりますし、チームごと引き抜くのもブランドの合併という形を取れるので楽なのかいもしれません。ただ問題なのは引き抜きの本当の目的がイマイチぴんと来ないところです。ビジョンがあってチーム全体を引き抜くならわかるのですが、まだ1作品も出していない、実績のないチームを引き抜くことのメリットが感じられません。

 

考えてみてください。鯛子さんはイラストレーターではありません。社長兼イラストレーターです。そんなワンマンチームで社長の言うことがコロコロ変わる会社にチームごと引き抜かれたいとは普通思わないですし、経営手腕を疑います。

 

恫喝に近いやり方

最終的に文太郎に水をぶっ掛けてキレてしまう鯛子。先に手を出されたことを言いことに恫喝に近いやり口での交渉を図り、最終的にはヤクザ的交渉術を仕掛けます。もしかしたらこういう手腕はあるのかもしれませんね。

このご時勢だとSNSであらぬことを拡散することで風評被害を撒き散らすことができますしね。どこぞのクソアフィサイト*3とかもそういうネタは好きそうですし。

 

とは言え大の大人、しかも社長たる人が恫喝に近いやり方を相手に取るのはちょっと頂けない。砂雪たちから「タイフーンって会社はちょっと社長に難ありですよ。すぐ人材を引き抜こうとしますし、高校生相手に恫喝まがいのことを仕掛けるような人ですよ。」なんて周りの会社にお話したら、彼女たちのほうが業界からいれなくなる気がしてならないです。

 

ここでテルハ辺りがボイスレコーダーを仕込んでおいて、逆に風評被害を撒き散らすという流れだったら最高にロックだったなぁとも思ったのですが、この流れだとこうはならないですよね。

 

さいごに

ヘッドハンティングってどの企業でもやっていますし、Win-Winの関係であれば全然悪いことではありません。問題なのはそのやり方ですよね。

砂雪たちがこれに屈しず勝負にも勝ち、平和な日々を勝ち取ればいいですね。あとおにいちゃんの借金、どうにかなるといいね。

 

前話の感想ですっ

9話の視聴感想です。あわせてどうぞ!

9tail.hatenablog.com

*1:感想で見た「ほんま石田最低だわ」という発言はさすがに吹きました

*2:原作HPには「鯛子の強烈なキャラクター」と書いていますが、社長として頭がおかしいと私は思っています

*3:2chから追い出され、Twitterで他人のツイートで小金を稼いでるどこぞのサイト