甘々と稲妻 5話感想と作っている料理レシピで気づいたこと
甘々と稲妻の5話を観ました。毎度仮眠を取り、飯テロに耐えながら観ているこのアニメも既に1/3が終わったんですね。
この作品もそうですが、「美味しそうにごはんを食べるシーン」をうまく表現されていると面白いと思う反面、深夜にこれを観ている辛さを感じることが多々あります(5話は録画していたのを夕食後に観たので平気でしたが)
さて、そんな甘々と稲妻の5話感想です。今回は原作2巻の表紙にも載っている「ドーナツ回」でした。その感想と気になったことをいくつか。
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5話感想
あらすじ(公式HPより)
公園でお菓子を食べながら、ドーナッツはむずかしいと話すつむぎ。小鳥は、つむぎの話を聞いて、犬塚にドーナッツ作りを提案する!
実はつむぎがドーナッツを食べたかったことを知った犬塚は、初めての揚げ物にチャレンジすることに。犬塚とつむぎは、商店街でコロッケを揚げる様子を見て、予習もバッチリ!生地を発酵させるところから、ドーナッツ作りを始める……。
感想など
5話ではついにしのぶと八木が登場しました。
しのぶとの映画の帰り、小鳥がつむぎと八木を見かけるところから始めるこの5話。今回もほっこり要素が多く含まれていました。
まずは映画終了後の「ワッフルもドーナツも捨てがたい」という小鳥のこの発言。よくよく考えてみたらワッフルもドーナツもこの後食べているんですよね。なんという欲深き女よ……*1
しのぶと別れた小鳥が見かけたのは、つむぎと八木。ふたりがコンビニで買い物をするシーンでは5話の肝となる「つむぎがドーナツを拒否するシーン」がアニメで加筆されており、よりわかりやすい流れになっていました。原作ではコンビニでの買い物シーンは全くなかったですからね。
結局公園まで着いて行き、シガレットチョコをタバコと勘違いして飛び出してしまうプリティ小鳥。そこに現れた公平に八木についての説明を受けて安堵をします(と同時に公平に友達がいることに驚く)。
そんな小鳥の提案から休日にドーナツを作ることになったところで前半パート終了。
その前のアイキャッチ。今回もやっぱりかわいい。
後半パートはドーナツ作り。つむぎのお手伝いも力が入ります。「力をためといたー!」の後の、このつむぎちゃんのドヤ顔まじプリティ。5話ではお手伝いをするつむぎちゃんのこういう可愛さが際立っていたように思えます。今までの回の中で一番かわいいかもしれないですね。
生地を練り終わった後、発酵させる間に掃除をしたり八木ちゃんとのプリクラがデコられていて最近の5歳児は進んでいるなぁと感じたりとほっこりパートが続きます。*2
確かに…悪い男と甘いお菓子は魅力的って言いますけど…
普通って良いじゃないですか!!
普通に素朴で、甘過ぎないお菓子だって良いんです
八木との関係についての話になったときに出た小鳥ちゃんの絶妙なプロポーズ発言。今回も相変わらずブレねぇなぁとほっこりしてしまいました。小鳥ちゃん、これを恥ずかしさを感じず言うあたりすげぇんだよなぁ……。
2回目の発酵の時にはつむぎと公平がゲームセンターに行ってプリクラを撮るシーンがありました。公平もプリクラとか撮ったことがないだろうなぁという初々しさが出ていてまたほっこり。
ドーナツづくりは最初の4個は失敗してしまうものの、残りの6個は油の温度の調整をうまく行い、無事に成功。「ハニーシュガーグレイズド」や「チョココーティング」などをしてドーナツが完成。これ、リアルタイムで観てたら絶対おやつ食べたくなるやつや……。
ドーナツを食べるシーンではやっぱりつむぎのかわいいシーンがドーン。このアニメの作って食べるところまでの流れは本当にたまらないです。そしてこの話でも最後の「次からは…おとさんとお休みの日に食べる嬉しいやつって思う」というつむぎのこの言葉に全おとさんがぐっとくるところで5話が終了。
作画はともかくとして、1話からここまでブレない内容で楽しく観ています。子供がいる男性の目線(公平の目線)で観ると一番面白いのですが、そうでなくても料理アニメとしてココ最近の中では中盤までキッチリと安定しています。本当に今期の中ではこれが一番推せるアニメかもしれません。
原作とのちょっとした違い
アニメ5話と原作の違っていたところ
先ほども取り上げたのですが、5話ではコンビニでつむぎと八木が買い物をするシーンが原作から追加されていました。原作では公園でおやつを食べるつむぎに対し、八木が「なんでドーナツはやめたんだよ」と急に言っているのに対し、アニメではその部分をコンビニのシーンを入れてうまく補完しています。
つむぎと公平がプリクラを撮りに行くシーンも同様で、原作では描かれていない部分をアニメで補完することで、原作未視聴の人にもわかりやすくストーリーを進めているいるよう感じました。
あとはアニメでは「これがはじめての揚げ物」としていましたが、原作ではその前に揚げ物にチャレンジしている点*3や、最初のドーナツの失敗が原作にはない点など少しずつ異なってはいます。とは言え、アニメ全体の流れとしては全く違和感はなく、むしろいい話になっていると感じました。
5話を見ながら原作を観ていると、こういうちょっとした違いに気づき、もしかしたら今までの回も少しずつアニメ版では補完をしながら作っているのではないかと感じました。ちょっと他の話を追う余裕は今のところありませんが、この後の回は原作とのちょっとした比較点についてもチェックしていこうかなと思っています。
個人的な考え
私自身は完全な原作主義者ではなく、「アニメとして面白い」のであればそれでいいという考えでアニメを観ています。オリジナルストーリーが面白いこともありますし、原作に忠実でもアニメとして見たら何か微妙だなぁと思うことも多々あります。要はそのアニメがうまく面白く観れる形になっているかどうかが一番気になるところです。*4
とは言え、キャラクターの特徴や発言などに疑問を感じた場合は「ちょっとそれはどうなの?」とツッコミを入れることはあります。ここは作品の根幹を担う部分なので、設定としてキッチリやってほしいところではあります。前期だとくまみこのオリジナル回がそのような印象を受けました(参考記事はこちらから)。
改めてですが、原作から変わることについて「アニメとして面白い」のであれば何ら問題ないと思っています。原作に忠実である部分は設定の根幹を担う部分だけで十分ですし、逆にそこが崩れるのはちょっと頂けないと思っています。
料理のレシピについての違い
5話を観ていて、もうひとつ原作と違っているなぁと感じたのが「作っている料理のレシピ」でした。もう5話もやっているのでどこかで指摘をしている人はいそうですが。
レシピを比較すると、使っている材料は全て一緒ですが微妙に材料のグラム数が違っていました*5。原作だとドーナツを8個、アニメ版では10個作っているので若干の分量の違いはあるものの、グラニュー糖や牛乳などの分量が計算しても合いませんでした。
レシピを改変しているのかなとEDを見てみると、スタッフの中に「料理設定」という担当の方がいることが判明。この方が原作のレシピを少し変えていそうですね。
もしかしたら「つむぎとつくるお昼ごはん」では原作レシピからちょっと変えているのかな、と気になってしまいました。
さいごに
この話を見たら無性にドーナツが食べたくなったので、他のサイトの感想でも書かれているように私もミスドに行ってドーナツを買ってこようと思いました。
どうやら次回は餃子会。この回も原作では面白かった回なのでアニメでどう味付けをしてくれるのかが気になるところです。次回も待ち遠しいですね。
原作など
7月7日に最新刊の7巻が出ました。まだ購入していない方はぜひ!そしてまだ原作を見ていない方は1巻からぜひ!!
Blu-rayは10月5日発売ですね。
甘々と稲妻 今までの感想記事など。
甘々と稲妻 1話感想とこのアニメの楽しみ方について - たかみめも
甘々と稲妻 3話感想~つむぎちゃんに学ぶ子育てと食育~ - たかみめも