手軽に紅茶を楽しむ方法と、楽しむためのグッズたち
紅茶といえば、「家などでゆっくり飲むイメージ」や「アフタヌーンティー」といったイメージが強いようなイメージがありますが、日本茶や麦茶などと変わらないお茶の一種ですし、職場などでも普通に紅茶を手軽に頂くことができます。
とは言え、「じゃあどうやって手軽に楽しめるの?」という点が気になるのではないでしょうか。
今回は私が会社でやっているような楽しみ方、そこで必要な紅茶グッズを紹介していきます。
スポンサーリンク
- 淹れ方の前提のお話
- ざっくりとした紅茶の淹れ方(職場編)
- マグカップで紅茶を淹れる(ティーバッグ)
- ポットで紅茶を淹れる(リーフティー、ティーバッグ)
- アイスティーはどうするの?
- こんなのもあります
- 紅茶を職場でも楽しむ
淹れ方の前提のお話
紅茶を淹れる時には、以下のポイントを抑えれば良いです。これらのポイントを間違えなければ、どのようなシーンでも美味しく紅茶を淹れることができます。
・汲みたてのお湯を使う
・お湯は沸騰させる(沸騰直前が望ましい)
・お湯を注いだ後はフタをして、適切な時間だけ蒸らす
ざっくりとした紅茶の淹れ方(職場編)
「手軽に職場で紅茶を淹れる方法」ということですが、紅茶の淹れ方自体は普段と同じような淹れ方で問題ありません。淹れ方としては以下の通りです。
1.お湯を沸騰させる
紅茶は100℃のお湯で淹れるのが一番美味しいです。厳密には98℃程度が一番よいのですが、そこまで細かくは出来ないと思いますので、100℃で良いです。
職場でお湯を沸騰させる場合、T-FALの以下のようなポットを使うと少量のお湯を手早く沸騰させることができるため非常に便利です。私も職場で使っています。
ちなみに電気ケトルを1つ持っていると、お茶用だけでなく昼食時にスープなどを飲みたい場合にも使えるので便利です。
大体にして職場には電気ポットがあるとは思いますので、ぶっちゃけ98℃のお湯に沸かして使うという形でもアリです。ここで肝心なのはお湯の温度です。
2.沸騰したてのお湯を茶葉を入れたポットに注ぐ
この言葉の通り、茶葉の入ったポットにお湯を注ぎます。入れる茶葉の量、お湯の量はそこまで気にしなくてもいいと思っています(一応目安はあります。タイプ別に後ほど記載します。)
3.数分蒸らす
お湯を注いだ後、数分間蒸らして紅茶のエキスを抽出します。蒸らす時間の目安は以下の通りです。
茶葉の種類 | 蒸らし時間 |
---|---|
市販のティーバッグ | 1~2分 |
細かいリーフ | 2~3分 |
大きめのリーフ | 3~5分 |
4.完成!!!!
あとは出来た紅茶をコップに注げば完成です。ティーバッグの場合、コップからティーバッグを抜けばOKです。
所要時間は10分程度です。ドリップコーヒーを淹れるのと同じくらいの時間で淹れることができるため、ちょっと休憩をはさみたい時にぱっと紅茶を淹れることができます。
マグカップで紅茶を淹れる(ティーバッグ)
ティーバッグで紅茶を楽しむ場合は、特にポットを準備する必要はありません。以下のようなマグカップやタンブラーにお湯を注いだ後にティーバッグを入れて1~2分蒸らすだけです。なお、蒸らす時にフタをすることをオススメします。
以下のようなフタ付きの保温マグカップなどを使うと、蒸らす時のフタの用途や抽出後の茶殻を置くスタンドとしての役割を果たします。こういったマグを使うと、紅茶だけでなくコーヒーなどを飲みたい場合でも使えるので重宝します。
お湯の量の目安としては、1つのティーバッグに150-200ml程度です。上のようなマグを使う場合だとティーバッグ1つで7割程度のお湯を注げばよい計算です。
ポットで紅茶を淹れる(リーフティー、ティーバッグ)
ティーバッグに包装されていないティーリーフの場合はポットを用いて紅茶を作ります。一見して紅茶といえば陶器のポットを想像するかと思いますが、職場で使うにはちょっと重く、使い勝手も悪いため以下のようなガラス製のポットを使います。
このポットのいいところは「茶こしがフタについていること」、「丸い形状」、「底敷きがついている」の3点です。IWAKI製のポットのほうがHARIO製のポットに比べて丸くジャンピングがし易いと言われていますが、ジャンピングによる味の影響の微々たる差を取るより、底敷きがついているこちらのほうが職場で使うには利便性がよいです。
とは言え、この辺りはデザインなどを含めて好みで選べば良いと思っています。
茶葉とお湯の量の目安は6gの茶葉に500mlのお湯くらいが目安です。日本紅茶協会サイトでは「ティーカップ1杯(150ml程度)あたり2~3g」としているので、これをベースに自分の好きな分量を決めれば良いです。
ティーバッグでもリーフティーの時と同様にポットで紅茶を淹れる事ができます。リーフティーの代わりにティーバッグを入れるだけです。他は何も変わりありません。
アイスティーはどうするの?
アイスティーの作り方は大きくわけて2通りあります。「水出し紅茶を作る」方法と「紅茶を淹れて氷で冷やす」方法です。
紅茶を淹れて氷で冷やす
普通にポットやマグカップで紅茶を淹れた後、氷を淹れて冷やす方法です。
氷を入れて紅茶を冷ます、という作業以外はポットで紅茶を淹れる手順とほぼ変わりませんが、氷を入れることで紅茶が薄くなるので、ホットティーを作る時に比べて茶葉の量を1.5~2倍程度にして紅茶を淹れるとよいです。
紅茶の味が濃く、渋く出るので、蒸らし終わった後は氷の入った別の容器にすぐ注いであげるのが良いです。
本当であればダブルクーリング法でアイスティーを作るのが良いかと思いますが、多くの氷が必要となることやちょっと面倒なので、「濃いめに作って氷で冷やす」方法が、一番手軽かなと思います。
参考:家庭で作れるダブルクーリング方式_アイスアールグレイティー │ 英国紅茶専門店ロンドンティールーム
水出し紅茶を作る
さらに手軽な方法として水出しコツやを作るという方法もあります。水出し紅茶の場合は、普通に紅茶を淹れる時と比べて紅茶が渋くなく飲みやすいという点や一気に作ることができるというメリットがあります。
水出し紅茶は水1Lに対して茶葉を10g程度入れます。これを麦茶用のポットなどに入れて、冷蔵庫で一昼夜放置するだけです。なので、仕事終わりに紅茶を仕込んで帰ると、朝になったら紅茶ができるため、何の準備もなくいきなり朝からアイスティーを飲む事ができます。*1
水出し紅茶を作る時にはフィルタ付きのポットをオススメします。理由は茶殻を捨てるときに非常に楽だからです。
私は職場では以下のようなポットを使っています。これは水出しコーヒー用のポットですが、水出し紅茶にも使えますし、フィルタが細かいので細かな茶葉でもポット側に茶葉が入りにくいです。
もちろんティーバッグの場合でもやることは同じで、水を入れたポットの中にティーバッグを入れて、冷蔵庫で一昼夜放置するだけ。とても簡単です。
※アイスティーは当日に飲みきるようにすることをオススメします。
こんなのもあります
希釈タイプの紅茶
希釈タイプの紅茶も存在します。リプトンや日東紅茶、フォション、ネスレといった大手メーカが作っているものから、業務用に売られているようなものまで存在します。
これらの商品は水やお湯、ソーダで割るだけで紅茶が作れるので非常に手間はかかりません。上記のようなやり方だとちょっと面倒だけど紅茶を飲みたいなと思った時、これらを持っているととても便利でしょう。
お茶パック
「リーフティーを買ったはいいけど、ポットを持っていない」といった場合や、「茶殻の掃除が面倒」ということもよくあります。そんな時には以下のようなお茶パックを使うと便利です。
使い方はお茶パックの中にリーフティーを入れて、通常通り紅茶を淹れるだけです。捨てる時もお茶パックごと捨てることができるので、茶殻の処理もとても楽です。場所によっては茶殻を捨てづらいところもあると思います。そういった場合はお茶パックを使ってみてはいかがでしょうか。
オシャレなティードリッパー
caputured by: https://imbuetea.com
昨年Kickstarterで発売されたオシャレなティードリッパーがありました。こういうものがあれば、ポットを必要とせずにリーフティーを手軽に楽しむことができるでしょう。日本でも発売されたら、ポットの代わりにこれを使いたいですね。
Imbue Tea | Magnetic Tea Infusing Vessel | Loose Leaf | Simple Brewing
紅茶を職場でも楽しむ
職場で紅茶を手軽に楽しむ方法として、いくつかの手軽な紅茶の淹れ方を紹介しました。これを見て、「自分も職場で紅茶を飲んでみよう」などといった方が増えると嬉しいですね。
もちろんこの方法は職場などだけでなく、普段の紅茶生活においても活用することが出来ます。色々なシーンで活用いただけるといいなと思います。
*1:ただし、水出しで抽出した茶殻は捨てる必要がありますが