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たかみめも

アニメ、ゲームの話や紅茶の話など、日々気になったことをだらだら書いてます

けものフレンズの最終回と面白さの理由

けものフレンズの最終回を見ました。
だいたい予想の範疇内に収まる最終回のシナリオ展開でよかったなと思いつつ、最後の二段オチにけものフレンズらしさを残してすっきり終わらせたなぁというのが正直な感想です。そんな最終回の感想と全体を通しての感想、次回作への期待についてです。

 

世界観とキャラのよさを感じた最終回

Aパートがセルリアン戦、Bパートが遊園地での大団円シーンとわかりやすい最終回の展開でした。自分が想定していた中で一番いい形に収まった(たつき監督を信じてたケース)だったようにおもいます。

AパートとBパートではフレンズたちのキャラクターの表情が違っていること、Aパートでは一部の伏線をまたここで回収するなど大まかなところから細かなところまで楽しめました。
黒セルリアンから逃げるシーンでサーバルちゃんが紙飛行機を投げたところには、「かばんちゃんから教わった紙飛行機」を「火を恐れず」投げたところがまたぐっときます。サーバルちゃんで戦闘を締めるあたり最高です。*1

 

Bパートでは遊園地での大団円シーン。みんなからかばんちゃんにジャパリバスを改造した船(のようなもの)を渡すシーン、サーバルちゃんの耳のよさをいかし観覧車へ誘導するところ、ヘラジカの絡みなど個人的にほんわかとした、ただ「尊い」という気持ちで見ることができました。

ここでかばんちゃん誕生の秘話なども出てくるのですが、ここでミライさんが関係しているとは思ってもいなかったですね。

 

ここまでの展開は予想できたのですが、かばんちゃんが出航するところで最後の最後でオチをつけるところは本当に秀逸でした。このひとつだけでピシャっとストーリーを締めたようにも感じました。

出航後、サーバルちゃんがかばんちゃんに追いついたところで、かばんちゃんが「サーバルちゃん!みんな!」と言っていたところが気になるところです。バスにサーバルちゃん以外の子が乗っているのでしょうかね(マイルカちゃんとの出会いはこのセリフの後なのでカウントしなくてよいと思っています)

この辺りは次回作で明らかになると思われるので、その時まで楽しみに待っていましょう。最初はマイルカちゃんたちと移動するところからスタートかな。

 

12話全体を通して『ジャパリパークの世界観』や『フレンズらしさ』を感じ、綺麗に終わった作品のようでした。Bパートではもう終わってしまうのか……という寂しさがこみあげてきましたね。みんなたつき監督を信じてよかったよね。

 

SNSに愛されたけものフレンズ

少し話は変わりますが、けものフレンズ全体を通して言いたかったことを以下に。

けものフレンズという作品は何よりも『SNSに愛された』作品でした。SNSなくてはこの作品は語ることができない、SNSによって爆発的に成功したアニメ作品だと私は思っています。

 

SNSでのパンデミックの前と後

ブーム絶頂になる前からも、2話のコツメカワウソちゃんの「わーい、たのしー。」から『IQが下がる』というワードが生まれたり*2、けものフレンズ考察班が放送開始当初から水面下で盛り上がっていたのをよく目にしていました。

2月上旬に爆発的にヒットしてからは、終日Twitterなどで色々な方がけものフレンズに関する感想やイラスト、考察などをしており、それが常にTLを騒がせていたように思えます。特に放送のタイミングとニコニコ生放送のタイミングでは、TLがけものフレンズ一色になることもままありました。

ニコニコではコメント数最多を記録するなど、ひとつの歴史を刻みこむこともできましたね。*3

 

もちろんそれに準ずる話の面白さが根底にありますが、それにSNSによる爆発的な燃料投下があったからこそのヒットのように感じています。単純なSNSの盛り上がりで言えば、あの「ガルパンはいいぞ」よりも爆発的だったように感じました。あちらは劇場版、こちらはリアルタイム放送中の作品だったという違いはあるのですが。

 

時には見たくないもの*4もちらちら見えていたのですが、それも含めてけものフレンズはパンデミック化したんだなぁと感じた次第です。それは最終回のニコニコ生放送で視聴者数20万人、コメント数124万という記録(ただし最後の10分はアンケート待ちのため、実質は80万コメント程度)を叩き出すまでに至りましたしね。

 

見る人が多くなることで魅力が増大した作品

おたぽるのインタビューでたつき監督が言っていた以下の言葉も、SNSにより視聴者が増えた結果によると私は思っています。

こちらの当初の感覚では、あそこに気づいていただけるのって、百人に一人か、千人に一人と考えていたんです。最初の感覚でゆるやかに放送されていたら気づかないまま過ぎて、放送が終わって何年か後で「もしかしたら言ってくれる人がいるかな」というレベルのつもりだったんですけど。

最終話放送直前! アニメを作るのが得意なフレンズ、たつき監督に『けものフレンズ』の“すごーい!”ところを聞いてみた!!|おたぽる

 

製作サイドとしては細かなところにもこだわって作っている、そういう気概は感じるのですが、どうもその細かなところにまで気づいてくれる人はそう多くないことがほとんです。

ただし視聴する人が増えれば増えるほど気づく可能性が上がることも事実で、SNSブーストによって増えた視聴者の誰かが細かなこだわりを見抜き、それを拡散して、またそれをみんなが楽しむといういい循環が生まれているようでした。特にけものフレンズに対してはこれが顕著に出ていたと言えそうです。

 

『けものフレンズの内容そのものが面白い』という点は大前提として、その上でSNSにより普段アニメをガッツリと見ない人たちにまで拡散されることで、いい循環が生まれ、結果として作品としての魅力が増えていったと私は思います。

当分はこういう新規作品とはなかなか出会えない気がしている、というのが私の勝手な予想です。

 

福原Pやたつき監督、オーイシマサヨシさんをはじめとした関係者の方々も、TLやインタビューでこの盛り上がりに対して非常に好意的だった点も好感触でした。

以下インタビューでも二次創作やコスプレなどでも界隈が盛り上がってくれるとうれしいと梶井さんも仰っていますし、こういうスタッフのもとで生まれた作品だった、というのがよく伝わってきます。

あのころは、たまに『けものフレンズ』を好きな方が、チョコチョコとイラストを投稿している感じでした。それが、アニメが始まってからは投稿数が激増して、それこそプロの方まで投稿してくださってます。ありがたいですね。

(中略)

コスプレイヤーさんって、衣装を着て作品を表現しているのですから、ひとつの二次創作だと思います。なので、界隈が盛り上がってくださるのでしたら、とても嬉しいです。

すごーい!の連続、『けものフレンズ』チームに3万字インタビュー | アニメイトタイムズ

 

次回作が待ち遠しい 

早速次回作が出るという話題も出て来ましたね。BD増刷やコミカライズもそうですが、何よりもすごくスピード感のある対応を常に取られていたように思えました。この作品の成功の秘訣のひとつはここに隠されているのではと思っています。

これからBDもどんどん出てきます。イベントなども行うだろうなぁと期待しつつ、次回作をゆっくり待ちましょう。その間に、もう一度インタビューの依頼でも投げてみます。ダメもとですが。

 

次回作が待ち遠しいですが、まずはBDを買いましょう(ただし転売屋からは買わないでね)。あと動物園にも行きましょうね。

改めてですが、けものフレンズの次回作の情報が来たときにまた会いましょう。

*1:もしかしたら野性開放による影響で火への耐性がついたのかもしれませんが……

*2:このワードは賛否両論あります。私はあまり好きではありません。

*3:コメント数についてはOPによるブーストも考えられるので、しっかり調べたいところではありますが

*4:逆張りや関係のないフレーズ