私がオススメする、面白かった2017年放送のアニメ(随時更新)
オススメアニメは2016年版も作成しましたが、2017年版も適宜作っていくことにしました。今回は年の瀬のまとめてという更新ではなく都度更新できるように努めていきたいところです。
2017年アニメを各期見て、私が「これは面白かったなぁ」だとか「これはぜひ見てほしいなぁ」と思ったアニメを紹介していきます。2016年の時は作品を10本に絞ったのですが、今回は都度更新なので本数は増えるかもしれないことをご承知おきいただけると嬉しいです。
※2016年にオススメしたアニメや2期目のものは今のところは避けています。
2017年冬アニメ
けものフレンズ
©けものフレンズプロジェクト/KFPA
概要
2017年冬放送(全12話)
[オリジナル] [動物]
あらすじ
おすすめポイント
かわいいキャラクターたち、ほのぼのからちょっぴりシリアスまでをバランスよく網羅されていて、その中で12話の中でバランスよくストーリーが進んでいる作品。1話放送当初はここまで盛り上がるとは思っていなかったのですが、回を重ねるごとに面白さが増幅されていくいい作品でした。個人的には3話と6話がオススメ。
考察要素も多いですが、頭をからっぽにしてゆっくり見ることができるアニメとしてとても評価が高いと思っています。何よりフレンズたちみんながやさしくのけものもおらず、人間社会に疲れた私たちに心ばかりの癒しを与えてくれる作品です。好みは分かれる作品ですが、きっと多くの人が好きな作品でしょう。
鬼平
©オフィス池波/ 文藝春秋/ 「TVシリーズ鬼平」製作委員会
概要
2017年冬放送(全13話)
[原作あり] [時代劇]
あらすじ
おすすめポイント
1話ごとの起承転結の作り方、キャラの立たせ方は2017年冬アニメの中では群を抜いています。絵柄、ストーリーから時代劇好きや社会派の方へオススメ、と言いたいところですが、アニメが好きな方はぜひ抑えて頂きたいアニメでした。
3話の暗剣白梅香や13話の鬼火など特に好きな話はありますが、全体的に時代劇のテイストをアニメの表現にリマスタリングしていて、一世代前の原作内容をうまく現代アニメ風にアレンジできているようでした。その上で人間関係の描写や殺陣シーンなどといったアニメとしてのクォリティも高く、どの話を切り取っても面白く見れました。
亜人ちゃんは語りたい
©ペトス・講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会
概要
2017年冬放送(全12話)
[原作あり(マンガ)] [日常] [学園もの] [亜人(非人間)]
ヤングマガジンサードで連載中。単行本は5巻まで発売中(2017年4月時点)
あらすじ
おすすめポイント
日常系としてのほのぼの、まったり感と「マイノリティ」を取り上げる多少のシリアスさのバランス感覚がちょうどよく、また思春期の女の子たちの表情の移ろいの豊かさが何とも言えない、絶妙な日常家アニメです。
雪ちゃんがクラスメイトから距離を置いている理由とそれによる周りが受ける不信感と発展するイジメ、この部分が描かれていた4話はストーリーの作りだけでなくマイノリティを考えさせるとてもいい話だったように感じました。もちろん鬱蒼とした話以外も面白く、1クール通して総合的に穴のない作品でした。
アニメ終了のタイミングで原作5巻が発売するので、こちらもあわせて見るといいでしょう。アニメの雰囲気をそのままに原作を楽しむことができます。
リトルウィッチアカデミア
© 2017 TRIGGER/吉成曜/「リトルウィッチアカデミア」製作委員会
(画像は劇場版より)
概要
2017年冬~春放送
[オリジナル] [ファンタジー] [魔法]
あらすじ
おすすめポイント
アニメミライ版、劇場版と最初は比較され、アニメとしての評価が二分されるように見られましたが、1クール、2クールと続くアニメの作品として見ると前述した2版とも遜色なく面白いです。特に2クール目ではアッコと他のメンバーとの友情の深まりや魔法に対する考え方など、伏線の回収を含めて毎週楽しみにアニメを見ていた作品でした。
TRIGGERさんの作品は最近だとキズナイーバーや宇宙パトロールルル子などと少し変化球を組み合わせていた作品で万人にウケる作品ではなかったですが、リトルウィッチアカデミアはTRIGGER作品の中でも特に万人に見てほしい作品のように感じています。それくらい正統派なファンタジー作品を作っているように感じています。
2017年春アニメ
ID-0
© ID-0 Project
概要
2017年春放送(全12話)
[オリジナル] [SF] [ロボット]
あらすじ
おすすめポイント
谷口悟朗監督作品と聞き、最初から期待をしていた作品でした。1クールでどう収拾をつけるのかと期待していたのですが、思っている以上に壮大なストーリーで最後を締めくくることとなった良作。次に挙げる「正解するカド」とともに、春アニメはSFアニメが面白かったという印象が強かったです。
宇宙を舞台としたコテコテのSFが好きな人にはオススメ出来る作品です。イドとは一体何者なのか、アリスの正体とは……と回を掘り下げていくごとにどんどんと作品の深みが出てくるところも魅力的。
正解するカド
© TOEI ANIMATION,KINOSHITA GROUP,TOEI
概要
2017年春放送(全12話)
[オリジナル] [SF] [異世界もの]
あらすじ
おすすめポイント
1話の完成度の高さ、インパクトは春アニメの中でも随一。
10話からの沙羅花の変身(異方存在への変換?)の辺りからはとても残念でしたが、それまでのカド、異方存在、ワムなど様々な言葉やツールが出て来るところに毎回ドキドキしながら見れたアニメでした。特に6話のワムの製造法のシーンは凄くドキドキしました。このアニメは9話までは本当にオススメなんですよ。
SFアニメとしての形を残しつつ、その中で「こういう緊急事態が発生した場合には日本や周りのマスメディア、海外がどのように動くんだろうか」ということが事細かく描かれており、その様はシン・ゴジラを軽く感じさせるような印象を受けまし。特に「SETTEN」がハコの中に入ってから全世界への配信をするところまでが、ここ今日であり得る海外メディアの形のような気がして、その点でもとても楽しく見れました。
Amazonプライムで前日談である0話が見れます。0話を見ると各話で出てきた人々の繋がりをより知ることができ、よりこの作品を楽しめると思います。あくまで9話までですが。
ゼロから始める魔法の書
©2016 虎走かける/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ゼロの魔術師団
概要
2017年春放送(全12話)
[ラノベ原作] [ファンタジー] [魔法] [獣人]
あらすじ
おすすめポイント
ラノベ作品として2017年冬から春に掛けてでは一番ファンタジー要素が強く、90年、2000年前半のラノベ原作のアニメってこうだったよなぁと少し懐かしさを感じさせるもの。2016年放送の「灰と幻想のグリムガル」に比べ、鬱蒼とした感じもあまりなく、設定としてわかりやすいファンタジー作品でした。
魔法、獣落ちした獣人、騎士などの世界観などキャラクターの個性の強さもあり、また「魔法の書を取り戻す」魔女のゼロ、「人間になれる日を夢見る」獣堕ちの傭兵と1クール通して目的が一貫しておりストーリーとしてもしっかりしているものでした。90年代ファンタジー作品のノリが好きな方はぜひ。
月がきれい
© 2017「月がきれい」製作委員会
概要
2017年春放送(全12話)
[オリジナル] [青春] [中学生]
あらすじ
おすすめポイント
冴えない文学少年の安曇小太郎と学校では空気を読むタイプの水野茜を中心とした、川越を舞台とした中学校生活の1ページと青春、恋愛、受験などが描かれている青春群像アニメ。自分の中学生時代を思い出すと……うっ、頭が……。
各話のタイトルが著名な文学タイトルになっているオシャレ感とはさながら、各話は青春を切り取っているとても青臭い感じで、そのギャップとアニメではなかなか感じられない展開のスピード感のゆったりさがまた癖になります。そしてそのストーリーと作画のトーンの濃さがとてもマッチしている良作です。
つぐもも
© 浜田よしかづ・双葉社 / つぐもも製作委員会
概要
2017年春放送(全12話)
[マンガ原作] [妖怪] [コメディ] [おいろけ]
あらすじ
おすすめポイント
ドタバタコメディのノリ、時折見せるシリアスなシーン、そしてシリアスなシーンを台無しにするおいろけシーンとまさに100点のギャグアニメでした。微ハーレムものではありますが、ラノベ原作によくありがちのテンプレハーレムとは違いラッキースケベではなく完全なスケベなところもポイントとして高いところ。
原作のテイストよりもよりアニメに特化されており、コメディっぽさがとても感じやすく、原作からアニメ化した作品の中では個人的にはかなりの高評価でした。他の方が評価していないのが不思議なところ。原作とあわせてぜひ見てほしいアニメです。
まとめ
2017年も冬からいいアニメが多く、オススメを絞り込むのもまた難しかったのですが、その中で幅広い方に見ていただきたいものをいくつか選びました。
夏、秋アニメが出てきたら、また更新していきますのでぜひ継続して見て頂ければっ。
2017.04.13 記事作成、冬アニメ更新
2017.07.17 2017年春アニメ更新
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