たかみめも

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「少女たちは荒野を目指す」 5話感想とSEがやりがちなこと

「少女たちは荒野を目指す」の4話を見た時の感想というか、仕事上で必要な要素を以前書きました。今回はどのような展開になるかなぁとドキドキしながら5話を見ていたのですが、見れば見るほどSE時代の思い出が蘇ってきてしまいました。今回は5話で発生したイベントに対してSEがやりがちなことをネタにしました。

 

 前話の記事はこちらから。あわせて見てくださいね。

9tail.hatenablog.com

 

 

 

目標の下方修正

目標の下方修正

物語序盤で文太郎の机の前の目標を見てみると、10kbに早速×がつき、7kbになっていました。目標の下方修正はやっ!これ、高めの目標を設定したにも関わらず、すぐ出来ないことに気づき目標を下方修正をするSEや!

と言ったのですが、目標の下方修正は仕事をしている上でよく起きることです。私自身、SEの時は最初に「ここまでやろう」と決めていた目標がすぐに出来ないことに気づき、下方修正をすることも多々ありました。でも最低限業務が遂行できるような目標にしないと後で怒られるんですけどね。

 

勝手なソース修正

勝手なソース修正

テルハが作っていたスクリプト(の序盤)がある程度まとまったので、メンバーで スクリプトの試技を行うシーン。気づかぬうちにシナリオがテルハの手によって勝手に書き換えられていることに文太郎が気づきます。テルハは文太郎が作ったシナリオ(製作物)を勝手に加筆修正し、メンバーを困らせてしまいました。案の定、責任者である砂雪はキレてしまいます。そりゃそうだ。これ、勝手に仕様書とか書き換えて後でこっぴどく怒られるSEや!

 

勝手に資料などを修正されることって多々あります。それが内部資料などであればよいのですが、仕様書を勝手に書き換え、メンバーを困らせてしまうといったことを経験したことがあります。それレビューでOKもらった仕様書でしょ・・・・・・みたいな。ちなみに仕様書ならよいのですが、今回のような「どこを修正したかを忘れた」ようなソース改変はソース修正に対する追跡が大変です。良識のある人は他人が作ったものを勝手に書き換えないでね。

 

気づいたらメンバーの負荷を増やしている

気づいたらメンバーの負荷を増やしている

スクリプトを見て、イラストの差分がかなり追加されていることに気づく文太郎。イラスト差分の追加によりうぐいすのタスクが圧迫されているのですが、やっぱりテルハが原因。イラスト差分追加に付随したイラスト修正のお仕事を別途お願いしていたようです。もちろんうぐいすはタスクがパンパンなため自分のするべき業務に手が回らないことに。案の定砂雪がキレてしまいます(2回目)。そりゃそうだ。これ、気づかぬうちに仕様追加とかをして、本当にやらないといけない仕事を出来なくするSEや!

 

もちろんうぐいすも断らないといけない場面ではありましたが、今回のテルハのように責任者に許可を取らず仕様変更(追加)をするというのは普通ありえません。仕様変更の場合は正しいプロセス(仕様変更の許可を取り、要件から順に修正をしていく)が必要ですが、今回はそんなプロセスも経由していなさそうです。

 

スクリプト作成に集中したあまり、他タスクがおざなりに

他タスクがおざなり

うぐいすのタスク負荷増の話から発展し、テルハ自身もスクリプトに集中していたあまり、HP作成のタスクが全く進んでいないことが判明。これ、ひとつのタスクに集中しすぎるあまり、他の業務がおざなりになってしまうSEや!

 

公開まで1週間を切っているにも関わらずHPが出来ていないというなんともとんでもないスケジュールでストーリーが展開しています。これ仕事やとまずいやつやん・・・・・・。自分でタスク管理をしておけよ、というごくごく一般的なツッコミを入れたくなりました。さすがにタスクと納期くらいはわかっているでしょう。

などと思ったのですが、「全体のスケジュール管理って誰かやっていたのかな」というツッコミもあります。(そもそも砂雪が工程管理表を作っておけよと思っています。これは別途下記に記載)

 

でもテルハってタスク処理能力高いんですよね

やっぱりテルハは砂雪と口論になりまた出て行くことに。出て行った後に文太郎と亜登夢が言ったいた「安東さんの仕事量半端ねぇ」、「みんなの中でダントツ」という言葉。テルハって機転が利き、頭の回転は早く、タスク処理能力が高いと思われます。ただスタンドプレイに走りがちで周りの負荷のことを考慮していない点が多く、管理者泣かせなところがあります。わかるわー、こういう人いたわー。

 

責任者としての業務

責任者としての業務

ネットではテルハがダメだとかという感想を見るのですが、タスク能力が高く機転の利くメンバーをコントロールできていない砂雪のほうに問題があると私は考えます。お互いかみ合わないとは思っていても、ゲーム作りに関する熱意は二人とも十分持っています。進捗管理が出来ていればここまでひどいことにはならなかったはず。これ、進捗管理を正しくせず、遅れを人のせいにするSEや!

ちなみにSEをやっていたときは「週に1回くらいは進捗確認をし、問題があったらすぐに軌道修正ができるようにしなさい」と教育された記憶があります。今回のケースもそうですが、マイルストーンが定まっている業務にも関わらず、プロを意識しているにも関わらず進捗管理をしていなさそうなのは大問題。

 

漁船パート(後半)の感想

SEうんぬんの話は前半から中盤に集約されており、後半はテルハのアルバイト先である漁船に短期アルバイトとして乗り込みテルハを説得しにいく文太郎を描いたパートでした。このパートでは竜神丸(漁船)がいい味出しすぎやろ、という盛大なツッコミしか入れられなさそうでした。後半パートは一体何だったんだろう・・・・・・。

アルバイトが終わり、中途半端な説得で無事テルハを一本釣りすることに成功した文太郎。とりあえずまた全員がそろってよかったなぁと思ってはいますが、こんな流れでいいのか、高校生だからいいのかなどと悶々としながら5話最後を迎えることに。

 

まとめ

前半パートで言いたいことは大体言っちゃった感じで、後半(漁船)パートはなんかよくわからなかったという感想です。アニメとして少し中だるみを感じてはいたのですが、こう視点を変えてアニメを見ると違った楽しさが生まれますね。

 

次回は水着パートです。やっぱりテコ入れを入れてきました。公式が「サービス会」とか言っちゃっていいものなのかとも思いつつ、来週も楽しみにしておきましょう。