たかみめも

アニメ、ゲームの話や紅茶の話など、日々気になったことをだらだら書いてます

当ブログのデータがアニュ研様にて紹介されました

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©2017 「アニュ研!」project

このブログではアニメのデータについて独自にまとめていることがあるのですが、今回はそのデータが東京MXにて放送されている『アニュ研!秋葉原アニメ・アミューズメント研究所』にて使って頂きました。

あくまで一つの情報のご提供のような形ではありますが、少し嬉しさもあり、ブログに載せる情報のことについて改めて考えるいいきっかけになりました。今回はそんなお話です。

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大門「カフェ・ソスペーゾ」~本格的なエスプレッソが味わえるバール~

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「当店自慢のエスプレッソをぜひご紹介いただけないでしょうか」

 

という連絡が来ました。どちらかと言えば紅茶がメイン、コーヒーは家ではよく飲むけどブラックではあまり飲まないタイプの私ですが、本場イタリアで修行をされたオーナーの淹れる至高のエスプレッソが気になったため、休みを使って飲みに行くことにしました。今回は紅茶ではなくコーヒー、しかもエスプレッソがメインのお店です。

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ダージリンが大変な状態なのを皆さんに知ってほしい

先週末に紅茶界隈では話題になっていたのがジークレフさんのこの記事です。togetterなどでもまとめられていたのですが、ブログ界隈では全くと言っていいほど騒がれていないようですなのでとりあげます。

 

ダージリン地方で暴動が起きており、紅茶の生産や販売などの機能がストップしているとのこと。つまり、今年のダージリンセカンドフラッシュの生産量に大きく影響するとのことです。

テレビでは全く話題にはなっていない内容ではありますが、みなさんにちょっと知ってほしいと思ったので、少し書くことにしました。

状況についてはジークレフさんの以下記事をどうぞ。

Gclef: 茶飲み話 吉祥寺本店 | ダージリンの生産がストップしている件について

 

 

騒動の概要

概要としては言語に関する問題から発生した民族紛争により、茶園がストライキをした。そのため、ダージリンの流通に多大な影響が出ている、という感じです。

以下はジークレフさんの記事の引用です。

きっかけは、西ベンガル州の義務教育課程において、ベンガル語の履修が必修となったことでした。ダージリンエリアには、ネパール系の住民が多く、インドの多彩な公用語のひとつであるベンガル語の学習を強制されたことに反発して、無期限のゼネラルストライキが発令されたのです。

 

6/13には、これを受けてすべての商店がシャッターを閉め、農園もすべて操業を停止しました。ストライキは過激化し、ダージリンエリアの州としての独立を目指す大きな動きとなりました。

 

政治(教育)と民族の争いのため話はこじれやすく、問題は長期化する可能性も高いです。ジークレフさんの記事では8月半ばまでは生産再開はないと書かれていますが、今年のオータムナルの時期である9月~11月まで影響が出ていてもおかしくないでしょう。(余談ですが、お隣スリランカで発生した内戦は26年続いていましたね。こちらは紅茶の生産には影響はなかったのですが。)

また、2012年のアッサム暴動の時のように、暴動による二次災害が発生しないといいですね……。(参考)

 

ちなみに外務省も暴動に関する注意喚起をしているようです。6月20日時点ですが、死傷者も出ているようです。

インド(西ベンガル州ダージリン):大規模デモに関する注意喚起(新規)

 

ダージリンの品質と生産量

ダージリンセカンドフラッシュの茶摘の記事は以下のとおりです。だいたい5月末から7月にかけてがセカンドフラッシュの収穫の時期と言えます。6月13日には全ての商店、茶園が操業を停止しているため、セカンドフラッシュの収穫の一番ピークのタイミングで収穫ができないというところが紅茶業界としては大きな打撃です。

春摘み・ファーストフラッシュの茶摘みが終わる5月初旬頃、マカイバリ茶園の茶木は再び冬眠に入ります。この合図と共に、数週間後にダージリンに雷を伴う豪雨が訪れます。そしてマカイバリ茶園には夏摘み・セカンドフラッシュのシーズンが到来するのです。

季節による紅茶の違い&茶摘み時期

 

ジークレフさんでは買い付けは無事完了しており、質、量ともに最高と書かれているようですが、本当に昨年のクォリティが維持できているのかが気になるところです。恐らく収穫できる最大限のクォリティのものを買い付けていると読んでいます。

 

生産量が少なくなるため価格も高騰するかと思ったのですが、リーフルさんやジークレフさんの紅茶の価格を見ていると、昨年のセカンドフラッシュの価格とそこまで変わらないようです。今のところ紅茶価格の高騰は見られないようなのでよかったのですが、流通量は今のところまだわからないですね。ちょっとジークレフさんに行って聞いてみようかしら。

 

またピーククォリティの紅茶だけでなく、それ以外の時期の操業も停止することが考えられます。キリンなど紅茶メーカが作る午後の紅茶などペットボトルティーへの影響も少なからずあるかもしれません(このあたりは他の産地の紅茶を組み合わせて作るため、影響が少ないと考えていますが、可能性があるという意として)

 

 

もちろん紅茶の流通が止まることも大変悲しいですが、それ以上に紅茶の産地で民族紛争が起き死者が出ているという事実がとても悲しく思います。

この紛争について知り、またこの紛争が長期化しないことを祈りましょう。